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2013/07/05 |
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第3回 ときめくヴィジョンそしてエロース |
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数年前に新生会にふさわしいパンフレットをリニューアルしようという提案がなされました。5社のコンペの結果、東京銀座にある総合広告代理店 文化企画に決まりました。
コンセプトやデザインについて話し合っていく内に、挿絵は小林裕児さんをおいてほかにはないということになりました。小林裕児さんの絵の根底に、私はいつもエロースを感じています。それは人間の魂にひそむ喜びや悲しみをひっくるめたエロースです。
新生会は「芸術性」と「創造性」を理念として日々の仕事に取り組んでいます。福祉・ケアの仕事においては、日々の人間関係から生まれるダイナミズム―ここに愛があり、美があり、創造性があります。それは周囲の自然環境とのハーモニーから育まれ、豊かな人間関係の二重奏になったり、三重奏になったり、時には交響曲にもなるのです。自然が日々刻々変化するように、二度と戻ってこない一日が紡がれてゆきます。
新生会を舞台として奏でられ、紡がれてゆくときめきの様々なシーンを、小林裕児さんは見事に絵画にしてくれました。
2013年5月26日「新生会HALC(Human Art Life Care)の丘パンフレットリニューアル記念イベント」が開催されました。これを機に新生会も新たな装いと共に新時代を迎えようとしています。新生会は今年、創立56年になります。働くスタッフも320名有余、一人ひとりが生き生きと使命感に燃えて、日々の業務に従事しております。居住者と共にときめくヴィジョンを共有し、心豊かなコミュニティとして更なる一歩を進めようと思います。
2011年3月11日の原発事故以後、一層自然との共生、そして生命の大切さを痛感いたします。私たちはその理念を日々の実践に生かすことをモットーに新たなるステージに向かっております。
パンフレットリニューアル記念イベントに御出演いただいたコントラバス奏者・作曲家の斉藤徹さん、演出家・役者の広田淳一さん、役者の松下仁さん、役者のハマカワフミエさんには心より感謝いたします。
私たちの一人ひとりのときめきの飛躍を祈りつつ。
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